2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

笑いとナンセンス(会話の一形式・一形態)

初めに、ある話者(=テレビ芸人など)がリンゴを指さしながら「これは バナナです」というのは一見ナンセンスなことですが、不思議とその会場や共有空間の中では、あえて誰もその誤り・間違いを指摘しないです。 その場にいて笑っている人達もあえてその誤り…

「主体=主観(性)」と「客体=客観(性)」という大きな誤解

初めに、主体(=中心)は客体(=対象)に働きかけて、客体は主体に働きかけられます。 ここで誤解されやすいのは「主体=主観(性)」「客体=客観(性)」という関係(式)です。 ここから、その誤解を解いていきます。 ここで改めて、「主観(性)」とは、一方が他方…

3つのアウフヘーヴェン(社会形成のメカニズム)

初めに、『精神現象学』で知られるヘーゲルの唱えた「アウフヘーヴェン(=止揚)」とは、始めにカルチュア(=既成の文化&枠組み&価値観)があって、そこからカウンターカルチュアが生じて、その両者をぶつけて合体・融合させることで新しい文化&枠組み&価…

複雑な文章についての真偽判定(総合評価ないし統計学的手法)

初めに、ある文章が論理的な形式に則っているのならば、その真偽を簡単に確かめることできます。 しかし、世の中には、簡単には真偽の判定のできない複雑な文章が多くみられます。 この場合にはどうすればよいのでしょうか?。 例えば「ジュースの効能・効用…

AI&コンピューターが心を持ちえない訳(機械の塊に霊魂は宿るのか?)

初めに、人間の意識や心には、様々な感情や感覚が生起します。 ここで、ロボットが人間の表情を読み取って、時に、人間を慰めたり、励ましたりといった演技はできます。 ロボットには、様々なセンサー(=人間の感覚器官の模倣物)が搭載されているので、感覚…

理解よりも共感を大切にする日本人(よくよく話を聞いていない)

初めに、説得やプレゼンテイションで説明からするというのは、物事の順を追って、1から10までを緻密・細密に追っていくことです。 筋道に沿うとか、筋道が立っているというのは、こういうことです。しかし、これには相応の手間や時間がかかります。 日本人(…

帰納と演繹②(実体と現象の取り扱い)

初めに、今回は、「帰納と演繹②(実体と現象の取り扱い)」を書いていきたいと思います。 ここで、「帰納と演繹」は、それぞれに「実体と現象」を取り扱い対象とします。 先ずは、帰納と演繹が「実体」を取り扱う例を先に示します。 例えば、各家庭で飼われて…

(前提)条件+結論の形式(「真の文」と「偽の文」)

初めに、今回は、「(前提)条件+結論の形式(「真の文」と「偽の文」)」について書いていきたいと思います。 ここで、「(前提)条件+結論」という形式の文には「真偽の別」があります。 例えば、a1「あなたには 知恵がある よって(だから) あなたは賢い(愚か…

メビウスの輪(因果と時間のループ)

初めに、巷には、因果や時間は無限にループ(=循環)しているといった主張や言説が見られますが、それらがループしているのであれば、必ずや、それを「何周」したかという概念や観点が生じます。 無限のループとしては「メビウスの輪」が挙げられますが、メビ…

定性分析と定量分析(文系と理系の関係)

初めに、今回は「定性分析と定量分析(文系と理系の関係)」について書いていきたいと思います。 ここで、「定性分析」とは、自然現象や社会現象のメカニズムについて、その「性質」に着目して分析すること。あるいは、ある物事の法則や規則を「日常の言葉」に…

二項対立マップ(対置・対立の原理図)

初めに、ありとあらゆる存在や性質はグラフにして説明できます。 例えば、あるグラフの横軸に、「本能(=感覚)」=「暗愚」=「闇」=「混沌(=無秩序)」=「偶然(性)」=「無為・自然(的)」=「野性(的)」=「蛮性(的)」=「肉体性(的)」=「物質性(的)」=…