ケチ&難癖をつけたがる人の心理(批判・意見する人とどう違うのか)

初めに、世の中の何処にでも、他人の考えや行動にケチや難癖をつけたがる人はいます。 今回は、そんな人の心理について解説していきます。 ここで、何かとケチや難癖をつける人の多くは、相手の考えや行動を正当に批判しているようでいて、実は、その考えの…

エゴとコンプレックスの深い関係(あなたは「拗らせタイプ」?)

初めに、エゴとは、「自我」または「自尊心」と訳されます。 現代では、どちらかというと後者の意味で用いられることが多いと思います。 エゴとは自己を確立する上で、なくてはならないものですが、これは必然的に他者との衝突を引き起こします。 なぜならば…

集合における優劣の発生とその過程(あなたは「超人」?、それとも「神」?)

初めに、太古、人が人になる以前は「獣」でした。 ここで、獣と人を決定的に分けるのは、「二足歩行」とか「道具の使用」とか言われていますが、それらは飽くまでも「要因」と「(表層的な)結果」に過ぎません。 つまりは、獣と人を決定的に分けているのは「…

トートロジーの本質&正体(「私は私?」「ペンはペン?」)

初めに、よく巷では「私は私」とか「ペンはペン」といった表現が見受けられますが、これは論理学の世界では「トートロジー(=同語反復)」とされています。 今回は、このトートロジーの意味するところについて解説していきたいと思います。 一見すると「私は…

二項対立の成立・形成過程(医者と患者の関係性)

初めに、ここから「作用&反作用(≒原因&結果)の法則」と「主体&客体の関係(性)」について解説します。 医療の例でいえば、医者と患者はお互いに対極の関係にあります。 当然ですが、医者は患者を治療しますし、患者は医者に治療されます。 この場合、医者(…

この宇宙はほんとうに収縮するのか?(「焼成後に冷えたパン」が自然に潰れてアツアツに戻るのか?)

初めに、この宇宙が風船のような膨らみ方をしているとすると、全宇宙の天体やあらゆる物体の体積までもが膨張することになってしまいます。 ここで、物体・天体の体積までもが膨張してしまうと、膨張の現象それ自体、(その宇宙の中の)いかなる観測者にとって…

意識の正体(その仕組みと働き)

初めに、人間の意識には大きく分けて5つの機能があります。次にそれを説明します。 ①感覚を司る「感覚系システム」。②記憶を司る「記憶系システム」。③感情を司る「感情系システム」。④思考を司る「思考系システム」。⑤身体を司る「身体系システム」。 これ…

笑いとナンセンス(会話の一形式・一形態)

初めに、ある話者(=テレビ芸人など)がリンゴを指さしながら「これは バナナです」というのは一見ナンセンスなことですが、不思議とその会場や共有空間の中では、あえて誰もその誤り・間違いを指摘しないです。 その場にいて笑っている人達もあえてその誤り…

「主体=主観(性)」と「客体=客観(性)」という大きな誤解

初めに、主体(=中心)は客体(=対象)に働きかけて、客体は主体に働きかけられます。 ここで誤解されやすいのは「主体=主観(性)」「客体=客観(性)」という関係(式)です。 ここから、その誤解を解いていきます。 ここで改めて、「主観(性)」とは、一方が他方…

3つのアウフヘーヴェン(社会形成のメカニズム)

初めに、『精神現象学』で知られるヘーゲルの唱えた「アウフヘーヴェン(=止揚)」とは、始めにカルチュア(=既成の文化&枠組み&価値観)があって、そこからカウンターカルチュアが生じて、その両者をぶつけて合体・融合させることで新しい文化&枠組み&価…

複雑な文章についての真偽判定(総合評価ないし統計学的手法)

初めに、ある文章が論理的な形式に則っているのならば、その真偽を簡単に確かめることできます。 しかし、世の中には、簡単には真偽の判定のできない複雑な文章が多くみられます。 この場合にはどうすればよいのでしょうか?。 例えば「ジュースの効能・効用…

AI&コンピューターが心を持ちえない訳(機械の塊に霊魂は宿るのか?)

初めに、人間の意識や心には、様々な感情や感覚が生起します。 ここで、ロボットが人間の表情を読み取って、時に、人間を慰めたり、励ましたりといった演技はできます。 ロボットには、様々なセンサー(=人間の感覚器官の模倣物)が搭載されているので、感覚…

理解よりも共感を大切にする日本人(よくよく話を聞いていない)

初めに、説得やプレゼンテイションで説明からするというのは、物事の順を追って、1から10までを緻密・細密に追っていくことです。 筋道に沿うとか、筋道が立っているというのは、こういうことです。しかし、これには相応の手間や時間がかかります。 日本人(…

帰納と演繹②(実体と現象の取り扱い)

初めに、今回は、「帰納と演繹②(実体と現象の取り扱い)」を書いていきたいと思います。 ここで、「帰納と演繹」は、それぞれに「実体と現象」を取り扱い対象とします。 先ずは、帰納と演繹が「実体」を取り扱う例を先に示します。 例えば、各家庭で飼われて…

(前提)条件+結論の形式(「真の文」と「偽の文」)

初めに、今回は、「(前提)条件+結論の形式(「真の文」と「偽の文」)」について書いていきたいと思います。 ここで、「(前提)条件+結論」という形式の文には「真偽の別」があります。 例えば、a1「あなたには 知恵がある よって(だから) あなたは賢い(愚か…

メビウスの輪(因果と時間のループ)

初めに、巷には、因果や時間は無限にループ(=循環)しているといった主張や言説が見られますが、それらがループしているのであれば、必ずや、それを「何周」したかという概念や観点が生じます。 無限のループとしては「メビウスの輪」が挙げられますが、メビ…

定性分析と定量分析(文系と理系の関係)

初めに、今回は「定性分析と定量分析(文系と理系の関係)」について書いていきたいと思います。 ここで、「定性分析」とは、自然現象や社会現象のメカニズムについて、その「性質」に着目して分析すること。あるいは、ある物事の法則や規則を「日常の言葉」に…

二項対立マップ(対置・対立の原理図)

初めに、ありとあらゆる存在や性質はグラフにして説明できます。 例えば、あるグラフの横軸に、「本能(=感覚)」=「暗愚」=「闇」=「混沌(=無秩序)」=「偶然(性)」=「無為・自然(的)」=「野性(的)」=「蛮性(的)」=「肉体性(的)」=「物質性(的)」=…

因果関係と相関関係(グラフは似たもの同士?)

初めに、改めて世の中一般では「因果関係」と「相関関係」が混同されているように感じます。 ここから、因果関係と相関関係の違いを分かりやすく説明します。 先ず、因果関係とは、二項ある内の一方が他方を生み出す、あるいは一方が他方に影響を及ぼすとい…

降水確率50%の謎&秘密(結局は分からないということ)

初めに、今回は、「降水確率50%の謎&秘密(結局は分からないということ)」について述べていきたいと思います。 ここで、世の中には、物事の生起確率が「50:50」(=fifty-fifty)となる事例があります。 たとえば、降水確率50%ということは、逆をいえば、雨が…

言語の奥底にあるもの(感情表現・伝達のためのツール)

初めに、今回は、について書いていきたいと思います。 ここで、言語とは文字や記号によって、人間の思考や感情を表現ないし伝達するための手段・ツールです。 更にいえば、思考や感情は心や意識から生まれます。 では、心や意識とは何でしょうか?。 私が考…

三性による物事&対象の同定(「感性&悟性&理性」で可能なこと)

初めに、今回は、「三性による物事&対象の同定(「感性&悟性&理性」で可能なこと)」について述べていきたいと思います。 ここで、「感性」とは、五感を通じて得られる「刺激」を意識内の情報に置換・変換する働きであり、「悟性」とは、感性から引き継いだ…

表層・顕在意識と深層・潜在意識(「言葉の世界」と「イメージの世界」)

初めに、今回は、「表層・顕在意識と深層・潜在意識(「言葉の世界」と「イメージの世界」)」について述べていきたいと思います。 ここで、意識とは、人間の持つ心や記憶といったものの総体のことでした。 ところで、「表層・顕在意識」とは、一般に我々人間…

宗教と科学の関係性(物事の起点と過程)

初めに、今回は、「宗教と科学の関係性(物事の起点と過程)」について述べていきたいと思います。 ここで、宗教は、古くから、この世界や宇宙の起源と、その発生理由を神の存在に求めてきました。 それに対する科学は、この世界や宇宙の起源と発生理由には(極…

戸籍という仕組みの本質(互いの所有・占有権の主張)

初めに、今回は、「戸籍という仕組みの本質(互いの所有・占有権の主張)」について述べていきたいと思います。 ここで、一組のカップルや夫婦がいるとします。 このカップルや夫婦の男女双方が、互いに相手を所有・占有しているという宣言を同時にするとある…

障害者福祉の欺瞞とレトリック(税金&公金という甘い蜜)

初めに、今回は、「障害者福祉の欺瞞とレトリック(税金&公金という甘い蜜)」について述べていきたいと思います。 昨今、ダイーヴァーシティやノーマライゼイションといったことが叫ばれています。 ではなぜ、障害者と健常者はなにも変わらないといった主張…

二値論理から五値論理へ(論理学の飛躍)

初めに、今回は、「二値論理から五値論理へ(論理学の飛躍)」について述べさせていただきます。 ここで、二値論理は、一次元の空間で表されます。 三値論理もやはり、一次元の空間で表されます。 第三の値としては、「+1」(=第一の論理値)、「-1」(=第二の…

物事の選択・決定の背後にあるもの(代数学的解釈と統計学的解釈)

初めに、今回は、「物事の選択・決定の背後にあるもの(代数学的解釈と統計学的解釈)」について述べていきたいと思います。 ここで、「代数学的解釈」とは、ある二者択一の選択・決定においては、(物事の)選択・決定は、「命題」や「結論」という形で捉えられ…

ダブルバインドと2次元座標系(問題の構造化と視覚化)

初めに、今回は、「ダブルバインドと2次元座標系(問題の構造化と視覚化)」について述べていきたいと思います。 ここで、(二者択一の)選択肢としての「はい,Yes」と「いいえ,No」を両端に備える1次元の座標系を考えてみます。 ※仮に、「はい,Yes」を「+1」…

国の借金は、国民の資産?(貸方・借方の錯覚・誤解)

初めに、今回は、「国の借金は、国民の資産?(貸方・借方の錯覚・誤解)」について述べていきたいと思います。 ここで、国民は市中の銀行にお金を預けていて、それを原資として銀行が日本国の国債を購入しています。 ※本記事の執筆時点では、(ほぼほぼ、)日本…