二項対立マップ(対置・対立の原理図)

初めに、ありとあらゆる存在や性質はグラフにして説明できます。

 

例えば、あるグラフの横軸に、「本能(=感覚)」=「暗愚」=「闇」=「混沌(=無秩序)」=「偶然(性)」=「無為・自然(的)」=「野性(的)」=「蛮性(的)」=「肉体性(的)」=「物質性(的)」=「有限(性)」=「可視性(的)」や、「男性性(的)」=「破壊性(的)」=「先発・能動的」=「積極性(的)(=自発的,攻め側」=「陽性(気)」=「攻撃性(的)」=「暴力(的)」や、「個人主義(=利己主義)」=「独断・独裁制」=「主観性(的)」=「宗教(的)」=「文系(的)」や、「汚濁」=「醜(的)」や、「パトス」などを取ることができます。

 

上に対して、あるグラフの縦軸に、「智慧(=知識)」=「賢明」=「光」=「秩序」=「必然(性)」=「人為・文明(的)」=「知性(的)」=「理性(的)」=「精神性(的)」=「無限(性)」=「不可視性(的」や、「女性性(的)」=「創造性(的)」=「後発・受動的」=「消極性(的)」=「陰性(気)」=「防護性(的)」=「平和(的)」や、「集団主義(=利他主義)」=「合議・共和制」=「客観性(的)」=「科学(的)」=「理系(的)」や、「清純」=「美(的)」や、「ロゴス」などを取ることができます。

※この考え方は、京都学派の一人である「三木清」の『構想力の論理』に基づく。

 

すると、あらゆる物事を評価するための2次元の座標系(=平面空間)が出来上がります。

※横軸が縦軸に対して、「優位」に当たり、「原因」に当たります。

※縦軸が横軸に対して、「劣位」に当たり、「結果」に当たります。

 

終わりに、あくまでも、これは、我々人間が現に生きている肉体や物質の世界(=この世)について当てはまることであり、精神や霊魂の世界(=あの世)では、この原理図における「優劣・因果の関係」が逆転します。

※つまりは、「この世」では、お金や目に見えるモノに重きが置かれていて(=価値が認められやすくて)、これに対して、「あの世」では、知識や目に見えないモノに重きが置かれている(=価値が認められやすい)といえます。

※もっとも、筆者は、「あの世」の実情・実態を見てきたわけではありませんが・・・笑。