意識の仕組みと構造①

初めに、'意識'とは、魂・心・意志・知能といったものによって構成されます。さらに知能は、理性・悟性・感性といったものによって構成されます。このことについては、今回とは別の記事『知性と野性』で述べました。読まれていない方には一読をお勧めします…

この世界や宇宙の起源(その始まり)

初めに、今回とは別の記事『時間の長さ(その始まりと終わり)』でも述べましたが、"時間が永遠に流れている、回っている"とする'永劫回帰'の観念は決定的に間違い・誤りです。 とすれば、この世界や宇宙はあるところで始まった。また、"時間は空間と共に始ま…

時間の長さ(その始まりと終わり)

はじめに、ニーチェの唱えた'永劫回帰'のように、時間が永遠に流れて、回り続けるという発想には致命的な欠陥があります。 それは、現に我々人間は、刻一刻と時間が流れているのを体験および経験しています。 時間が流れるというのは、その全体のプロセスが…

攻守一体(攻防一体)の原理

まずはじめに、”守る”ということについて述べていきたいと思います。 ”守る”とは、自己の境界(=自陣)の内側にいる敵を駆逐・排除する動きのことです。 その反対に、”攻める”とは、自己の境界を広げる(=自陣の防衛線を上げる)ことです。 ここで、”自己の境…

卵が先か?、親鳥が先か?(通称、ニワタマ論争)

この問題は、長らく一部の方々の間で考えられ続けていて、 哲学や生物学、果ては数学にまで及んでいるそうですが、 わたくしなりに解釈・理解したことを述べさせていただきます。 早速ですが、この問題についてわかりやすくするために、 卵と親鳥についての…

客観的世界の実在性

初めに、現象学で知られるフッサールなどが論じたように、よく哲学の世界で論じられるのは「客観的世界」は実在するのかということです。 つまりは、我々人間(=地球人類)の意識なく、この世界や宇宙はただ厳然とあるのか、我々人間の意識とは無関係に独立し…

知性と野性

'知性'とは、悟性と理性とを合わせたもの、あるいは、それらの総体です。 ここで、'悟性'とは、応性から引き継いだ概念や観念を統合する機能、あるいは、バラバラの概念・観念をまとめる働きのことです。たとえば、機械で言えば、コンピューターの頭脳である…

二項対立の原理①(「男」と「女」の存在規定)

初めに、今回は、「二項対立の原理①(「男」と「女」の存在規定)」について述べていきたいと思います。 ここで、この世界や宇宙には、互いに相反して対置される物事や性質、あるいは概念や観念などがあります。 たとえば、「光と影」「男と女」「酸性とアルカ…

ダブルバインド(二重拘束)の原理

人間は、ある状況において、選択を迫られるとき、「はい」か「いいえ」かの二択を与えられます。 しかし、これはどちらを取っても、他者(=もっと広く言えば、この世界や宇宙)との関わり合いを意味し、その意味で、どちらを選択しても、その本質においては、…

神の実在証明

ご存じの通り、我々人間(=地球人類)が生存ならびに住居している、この世界や宇宙には、人間の力・意志や人智などの及ばない法則があります(=物理学でいえば、"万有引力の法則"など)。 たとえば、いくら我々が、ある日・ある時から、地球上に働く引力や重力…