二項対立の原理①(「男」と「女」の存在規定)

初めに、今回は、「二項対立の原理①(「男」と「女」の存在規定)」について述べていきたいと思います。

ここで、この世界や宇宙には、互いに相反して対置される物事や性質、あるいは概念や観念などがあります。

たとえば、「光と影」「男と女」「酸性とアルカリ性」など・・・。

二項対立するもの同士(=「男」と「女」)の関係について言えば、一方のその性質や概念を定めることは、(その一方を基点として、)他方の性質や概念を参照するという考え方・アプローチだと、「相互参照」や「循環参照」に陥ってしまうので、原理的に不可能な構造、あるいは関係となります。

とすれば、互いに正反対の性質を持つ二者間の関係には、その二者を取り持つ、あるいは、二者を統合するような第三の存在や立場が必要となります。

そこで、「人間」という男と女よりも高次の存在や立場があって、そこを出発地点として男と女についての存在規定がなされているということですね・・・。

※男も女もともに人間であることは明らかですし、このことは、男と女が、互いに(共通して)人間として認識および理解され、グルーピングされているということからもわかりますね・・・。

最後に、したがって、人間社会において「男女同権」が成立したことは、本質的・本来的に言って、正しいこととなります。しかし、時代時代によっては、両者の間に一種の隔たり、つまりは、優位・劣位の関係というものが生じるということもありえます。

しかし、それはコインの表と裏の関係ですから、コインを回転させるか、光をあてる面を変えれば、即座にその関係は逆転してしまうものなのです。

※この意味で、優位・劣位の関係とは、一時的・形式的なものだと言えるのです。