実体の存在状態と集合

初めに、モノを実体とすると、その実体には必ずや存在状態というものがあります。

たとえば、'人間という実体'には、必ずや'性別'というものが伴います。

これは、人間という実体が一つの集合をなしており、その集合の内に、男性と女性などの潜在的な状態(=性別)があるからです。

そして、人間が生まれたときに、その状態(=性別)が決定・確定するということなのです。

つまりは、どのような人間にも、この世に生まれる以前には、(少なくとも、身体的・肉体的な)性別は不定のものであり、これは人間が生まれる(=この世での実体が生成される)タイミングで、生理学的なメカニズムによって決定・確定されるということなのです。

ここで一つ面白いのは、この実体が集合をなしている、あるいは実体と集合が一対一対応するということです。

それというのは、ここでは"人間という実体には、必ずやなんらかの存在状態(ここでは、'性別')が伴っており、人間という実体、すなわち人間という集合には、男性と女性などの一定の存在状態が同居している(これらが集合の要素)としてある"、ということなのです。

終わりに、"実体の存在状態が決定・確定するというのは、すなわち、(実体と対応する)その集合の内の任意の要素を、その集合の代表とする"、ということなのです。

※これについては、今回とは別の記事『集合(その考え方と応用)③』でも述べました。

※会社などの企業組織では、経営層がその組織(体)の代表となる、ということと同じということです。