集合(その考え方と応用)⑤

初めに、今回は、今まで①~④回に亘って紹介した"集合・集合体の代表(=集合全体の名前)を決める方法(並びに、その集合を形成する仕方)"について、今回初めて紹介する方法や仕方を併せて(総括的に)述べていきます。

1.集合には、その集合に含まれる要素の数に応じて、その集合の代表(=集合全体の名前)を決める方法がある。これは、例えば、ポルシェとフェラーリなどのスーパーカーを専門的に扱うカーディーラーがあるとして、ポルシェの店頭在庫が一番多いのならば、そのお店の名前(=集合全体の名前)を「(主には、)ポルシェのお店」とすることができる、ということです。

2.集合には、その集合に含まれる要素の重み(=優先順位)に応じて、その集合の代表(=集合全体の名前)を決める方法がある。これは、例えば、企業体(=集合)はその全体を経営層が管理・統括していることから、経営層こそが企業体の代表とすることができる、ということです。つまりは、(若干、遠回しな感じに受け取れますが、)"経営層が決定した企業名こそが、その企業の名前となる、"ということです。

3.集合には、その集合に含まれる要素同士の共通の特徴や性質に応じて、その集合の代表(=集合全体の名前)を決める方法がある。これは、例えば、(一般に、)世の中で見られる食べ物の内で、ケーキやキャンディーなどは「甘いお菓子」として整理・分類できます。つまりは、「甘いお菓子」こそをケーキやキャンディーなどの各要素の代表とすることができる、ということです。

最後に、(世の中にある)(ありとあらゆる)集合・集合体の代表(=集合全体の名前)を決める方法(並びに、その集合を形成する仕方)には、全部で3通りのパターンがある、ということです。