なぜ、宇宙は膨張し続けるのか?

初めに、今回は、「なぜ、宇宙は膨張し続けるのか?」について述べていきたいと思います。

ここで、ビッグバン以来、光は秒速30万キロメートルで宇宙の端に向かって移動し続けました。

宇宙は光の移動を止める訳にはいかなかったので、宇宙それ自身を膨張させることで、これに対処しました。

※これは私の仮説です。

現実に、この宇宙は光と同じ速度である秒速30万キロメートルか、それ以上の速度で膨張しているそうですが、これは明らかに、「宇宙の端に向かう光」に対処するためと考えられます。

つまりは、この宇宙は、あらゆる物質やエナジーの振る舞いを達成ないし実現するための普遍的な場を求めた結果として、「(宇宙それ自身の)膨張を余儀なくなされた」ということです。

※ちなみに、この宇宙の膨張の仕方については、よく風船をつかって喩えられますが、これは正確ではありません。なぜならば、風船は「膜」なので、その上に描かれた点(=天体)も空間の拡大にしたがって大きくなってしまうからです。

また、この宇宙に内在する銀河団ブラックホールから発生する引力に対抗するためにも膨張を続ける必要があります。

でないと、この宇宙は斥力が引力に負けて収縮してしまうからですね。

ところで、空間とは、位置の系列を表現するための形式であり、物体の配置(=物体間の隔たり)を保存するための仕組み・枠組みであるために、「無限」ということはありえません。なぜならば、(すべての)物体は、無限の(位置の)系列を経て移動することは適わないからです。

つまりは、空間が有限であるからこそ、物体は移動できるのです。

したがって、この宇宙の膨張に限界のあることは明白です。ただし、それが「いつなのか?」、「どこまでなのか?」は定かではありません。宇宙の空間は「無限大」なのですから・・・。

※「無限」≠「無限大」。くれぐれも誤解なきよう。