ダブルバインドと2次元座標系(問題の構造化と視覚化)

初めに、今回は、「ダブルバインドと2次元座標系(問題の構造化と視覚化)」について述べていきたいと思います。

ここで、(二者択一の)選択肢としての「はい,Yes」と「いいえ,No」を両端に備える1次元の座標系を考えてみます。

※仮に、「はい,Yes」を「+1」として、「いいえ,No」を「-1」とします。

すると、中間のゼロは、「選択の保留」=「Unknown(不定,不明)」となります。

※この段階では、選択の保留については、それが「消極的なもの」なのか、「積極的なもの」なのかの判別はできません。

※ちなみに、座標系へのプロットが無いのは、「選択の拒否」=「Null(無効)」となります。

ここで、(二者択一の)選択肢としての「はい,Yes」と「いいえ,No」の直行する2本の座標軸を備えた2次元の座標系を考えてみます。

※次元を一つ上げるということですね・・・。

すると、ゼロを始点とする45度の対角線(=合成ヴェクター)の先は、「消極的な選択の保留」=「Unknown(不定,不明)」(=選択者は近い内に選択をするつもりでいる)となります。

さらに、ゼロ(=対角線,合成ヴェクター)の元は、「積極的な選択の保留」=「Unknown(不定,不明)」(=選択者は今回に限らず、暫くの間は選択を先送りにする)となります。

※ちなみに、座標系へのプロットが無いのは、「選択の拒否」=「Null(無効)」となります。

終わりに、この座標系による表現は、男女性についても用いた手法・テクニックですが、ダブルバインドにも適用できると気づいたので、単独の記事にしてみました。