この世界・宇宙は無限か?それとも有限か?(物質の起源)

初めに、今回は、この世界や宇宙は、「有限なのか?、それとも無限なのか?」ということについて述べていきたいと思います。

ここで、この世界や宇宙の原初は、意識や精神、はたまたエナジーといった目に見えないものだったでしょう。そうでなければ、物質の存在を説明できないからです。

※物理学的にいって、物質はエナジーが転化したものですが、エナジーの源泉はどこかといえば、それは、神の意識からでしょう。すべての源は神であり、この世界や宇宙もまた、神の意識や存在から別れ出たものなのですから・・・。

※つまりは、この世界や宇宙と、我々人間の存在も、神の存在や意識を端緒とするということです。すべての物事の起源は神なのです。

※汎神論の考え方からすれば、森羅万象は神の一部であり、神の御姿の写しだということになります。

したがって、目に見るものも見えないものも、そのすべては意識や精神だったのですが、この世界や宇宙の実態が、意識や精神だとすれば、この世界や宇宙は(、本来的には)「無限の存在」だということになります・・・。

※意識や精神は無定形であり無量の存在だからです。また、物理的に場所や空間を占有しないことからも、本来的にいって無限だといえますね。

※以前、アップした記事でも述べた通り、量や形(、はたまた色味や質感も)について規定しえないものはすべて無限の存在であるということでしたね。

以上のことから、この世界や宇宙は、(あるいは神は、)本来であれば、無限の存在だということになります。

しかし、現実には、形のあるもの、また質量を伴うものには限界がなければ、それ自体、物質界・自然界の存在として実存することができないので、自ずと「有限の存在」ということになります。

ここに、二項対立&比較優劣の考え方を持ち込めば、"無限が有限に対して優位であって、有限が無限に対して劣位である"ということになり、また、"有限とは無限の仮初の姿である"ということにもなることがわかります。

最後に、"意識とは無限の存在であって、物質は有限の存在である"ということです。

※また、"この世界や宇宙は、潜在的には無限であって、顕在的には有限である"ということもできますね。