二重スリット実験②(スクリーン上の干渉縞=量子のブレた動き)

初めに、今回は、「二重スリット実験②(スクリーン上の干渉縞=量子のブレた動き)」について述べていきたいと思います。

一般的に、動いている被写体を時間分解能の低いカメラで撮影しようとすると、カメラには被写体がブレて映りますよね?。

※これは、一つの(フィルム上の)コマに、複数時点にまたがる一連の動きが焼きこまれるからです。

ここで、だれにも、なにものにも観測されていない時には、量子は気ままに振舞う結果、波動としての性質を帯びており、実際の観測によって、(世界線を一つに限定しなければならなくなるゆえに、)粒子としての性質へと転換するということです。

※「波動の状態」=「不特定多数の世界線を描く」。「粒子の状態」=「ただ一つの世界線を描く」。

ただし、電子や光子が量子の状態(=波動の状態)の時には、量子それ自身の不特定多数の軌道がぶつかり合ったり、互いに干渉したりするので、スクリーンに到達・衝突する位置から、元の軌道が「枝分かれ」していることがわかるでしょう・・・。

※スクリーンに現れる「干渉縞」それ自体が、「量子のブレた動きの証拠」ということです。

ではなぜ、電子や光子などの「量子」は、「同時に複数の世界線を描くのか」といえば・・・。

それは、量子が純粋なエナジーであるがゆえに、(主だった軌道から)ややそれたり、ブレたりするのではないでしょうか?。

※そもそも、「エナジー」とは、空間中での「(物体等の)動きの活発さ」あるいは「(物体等の)動きの勢い」を表すものでした。

最後に、ひょっとすると、「量子」とは、「子供のようにじっとしていられない存在」なのかもしれませんね・・・?(笑)。