運の正体

初めに、今回は、「運の正体」について述べていきたいと思います。

ここで、ある人は事故や病気で若くして亡くなったりします。対して、別の人は一生涯、健康で長寿だったりしますね。

※あるいは、国が戦時であれば、徴兵されて戦地で亡くなったりします。対して、徴兵されずに国に残されて長生きする人もいます・・・。

さらにいえば、ある人は一生涯お金に困ったり、不自由したりします。対して、別の人は一生涯お金に困らない、不自由しなかったりします。

これは一体なぜなのでしょうか・・・?。

答えを急ぐのではなく、ちょっと遠回りしてみます。

ここからは、ビジネス(=実業)の世界に焦点を当てていきます。

ある企業は、時勢や時代の流れにうまく乗っかって、事業を拡大してゆき、創業者一代で、大きく名のある企業に育っていったりします。

※戦後の焼け野原では、GHQ令や戦争そのものによる被害によって、たくさんの企業が廃業や縮小化に追い込まれたのでしょうが、同時に、沢山の小さな企業が生まれたりして、それらが後に世界的な企業へと大きく育っていきました。

※ホンダやパナソニックなどがそのいい例でしょう・・・。

パナソニックは戦中にもありましたが・・・。

では、企業の成功事例から読み取れることはといえば、それは・・・。

「その時代ゝに求められることをした」、あるいは、「時代を先取りしていた」ことなどが挙げられますね。

※後者の「時代を先取りしていた」は、「イノヴェイション(=破壊的な創造行為)」に当たりますね。

※もっといえば、「自分(=創業者自身)の信じることを ひたすら粘り強くやり続ける」ということもあるでしょう。

※世の中には、(時代にかかわらず、)必ずと言っていいほどに、「邪魔者(=世の中の抵抗勢力)」がいるのですから・・・。

結果として、その成功は「運がよかった」とか「運が味方してくれたから」とか言われるのでしょうね・・・(笑)。

翻って、「個人の運の良し悪し」にも、同じことがいえるのではないでしょうか・・・?。

最後に、突き詰めれば、「運の良い人(=企業)」とは、①「(時勢や)時代の流れに乗っかっている」、②「(世の中の大多数・不特定多数の)人々に求められる」、③「(いくら邪魔をされても、)自分の信念を貫こうと 日々研鑽に励んでいる」などではないでしょうか・・・?。

※「邪魔者(=自己と利害の相反する者達)(=抵抗勢力)の行為」=「社会的に張り巡らされた罠」や「手柄や功績の横取り」に遭わない、あるいは、遭わないように日頃から注意しておくことも挙げられますね・・・。

※では、世の中で不運や災難に見舞われる人とはどんな人かといえば、それは、「この世での使命をまっとうした人(=一見、不運や災難のようで、実はそれが天命だった人)」、あるいは、「邪魔者に貶められる人(=もっと言えば殺されてしまう人)」となるのでしょうね・・・。

今回はいつにもなく、かなりシビアな内容となってしまいましたね・・・。