意識の仕組みと構造②
初めに、'意識'は、魂・心・意志・知能などによって構成される全体の総称です。あるいは、これらの要素の(総体的な)関連であったりします。
※ちなみに、'精神'とは、意識の活動ないしはその在り様です。
ここで、ユングやフロイトのいう'自我'とは、(わたしが考えるに、)魂と心の総称ないしはその総体です。具体的に言えば、魂と心が結びついていて、魂が心に働きかけてくるという関係性です。
魂には、ある個人の一生を決める上で欠かせない先天的な情報が書き込まれていると考えます。それは、その個人の適正ないしは資質のようなものであり、例えば、その個人が何を好み、何を喜びとしているのかなどの情報のことです。
したがって、心は、常に魂とリンクしていて、その個人の魂に適う物事を志向するということです。具体的に言えば、(その個人が)何をしている時に喜びを感じることができるかは(その個人の)魂が決めているということです。
つまりは、魂と心は(最も)密接に関連していて、それらは自我という表皮によって覆われているということなのです。
ちなみに、'自己'とは、個人の意識の内にある自我が社会的な場面に投影されるものです。例えば、自我の潜在的・内面的な振舞いが、(そのまま)その個人の社会的な振舞いとして現れるということであり、これがそのまま社会における自己の存在として確立されるということなのです。
※したがって、'自己'とは、その個人の社会における立ち位置などとしても観えるということです。
最後に、意識には、自我以外にも様々な要素が含まれています。それは、意志・知能・性格・人格・感情や欲求などです。それらについてはまた別の記事にしたいと思います。