光電効果の謎(光の混合状態)

初めに、今回は、「光電効果」について述べていきたいと思います。

ここで、光は原子と衝突すると、原子核の外側にある電子を放出させます。これは、光が原子などの物体と空間上で重なり合うと、原子などの物理的な実体に作用するようになるのです。

光は本来、エネルギーの層にあるのですが、光は移動することによって、その位置を変えるとき、物質の層と干渉・影響し合うということです。

※光の移動先になにも物体(=物理的な実体)のない場合については、純粋なエネルギーとして振舞います。しかし、移動先に物体があると、その物体と衝突する(光自身も物体であるかのような)存在として振舞います。

※"物質の層"と"エネルギーの層"については、今回とは別の記事『エーテル(光素)の存在』でも述べました。

光は常に動き続ける性質上、光には静止質量も静止エネルギーもないのですが、(原子などの)物体と衝突するときには、粒子(≒光量子)として実在して、物体であるかのように振舞います。

したがって、光は、物体との衝突の有無、その確率状態・エネルギー状態によって、'粒子'と'波動'のどちらかの顔・姿を見せるということです。

※光は、物体と衝突しないかぎり、空間中で粒子と波動の混合状態としてあります。

※ヤングの実験でも知られているとおり、光は粒子と波動の両方の性質を併せ持っています。

※ちなみに、複数の光同士が衝突するときには、ともに波動として振舞います。

さらに、観測状態によってもその性質を変えることが知られています。

※これは、コペンハーゲン解釈です。

最後に、まとめると、光は、"自由な移動が可能なとき(=移動先に遮蔽物・障害物のないとき)にはエネルギー"としてあって、また逆に、"自由な移動が不可能なときには、物体"としてあるということです。

※これは、光が、物質の層とエネルギーの層の間を行き来することができるからです。

※この宇宙には、物質の層とエネルギーの層があり、そのどちらにも'量子の場'が充満、あるいは遍満しているという考えです。この宇宙で起こるすべての物理的な現象は、この物質の層とエネルギーの層とが、相互に干渉・影響し合っている関係によって説明できるということです。

※物質の層における場と、エネルギーの層における場とが重ね合わさって、それぞれの振動に変化をもたらしているということです。